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最近の曲は、1曲が短い傾向にある。

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最近の曲は、1曲が短い傾向にありますね。 宇多田ヒカルやMr.Childrenらがミリオンヒットで活躍した 1990年代後半から2000年代初頭にかけてのJ-POPの黄金期においては1曲あたりの平均時間は約4分30秒〜5分 と言われています。 これが、 2010年代に入ると約4分程度 と短くなり、 2020年代の現在には平均3分30秒〜4分程度と更に短くなります 。 こうした1曲あたりの時間が短くなる傾向の理由としては、リスニング環境の変化が大きいとされています。かつては主に部屋でCD再生装置を介して聞かれていたものが、やがてMP3プレイヤーとなり、更に現在ではスマートフォンに置き換わっていく過程において、通学中や通勤中など、いつでもどこでも僅かな時間枠でも聴かれる傾向になった事が大きいと言われています。 加えて、音楽のビジネスモデルが ストリーミングサービス が主体となる中で、再生回数の多い方が収益性が高くなる経済的合理性も後押しします(実際、ストリーミングサービス各社は短い楽曲を推奨している)。他にも年代層を問わず、現代人全般がアテンションスパンの短縮化傾向にあり、短い曲の方がリスナーに好まれる傾向もあるようですね。 そんな事をふと思ったのは、先日リリースされた 幾田りらさんの新アルバム「Sketch」 を1曲目からアルバムの最後まで通して聴いた際に、思いのほか短く感じた為でした。 実際、全11曲・47分36秒。それこそ、1990年代にアルバム1枚を通して聴こうとしたら、およそ1時間枠というのが感覚値でした(実際、昔はよく64分のカセットテープを購入してアルバムを録音していたものです)。   音楽のデジタル化以降、シャッフル再生という新しいリスニング体験が話題となりましたが、ストリーミングサービスが主流となった現在では、プレイリスト再生が最も主流となりました(実際、Spotifyが2018年に発表した調査では、ユーザーのうち1日あたり平均1.5回プレイリストを聴いていると回答している他、Apple Musicが2020年に行った調査でもユーザーの67%がプレイリスト再生を利用していると回答しています)。 そうした時代に於いては、スピーカーでじっくり腰を据えて音楽だけを聴く、それもアルバムの1曲目からラストまで通して聴くというのは、なかなか贅

イマドキな感じの、飲みやすいワイン

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本日のワインは、米国カリフォルニア州の北部・ソノマ郡にある都市ガイザーヴィルで作られた Murphy-Goode Winery(マーフィーグッド・ワイナリー)社 の「ノースコースト・ソーヴィニヨン・ブラン」です。 ※サイトによって「マーフィーグッド」と「マーフィーグード」表記に分かれますが私は前者で記載します。 【参考サイト】 Murphy-Goode Wine Murphy-Goode sources from the finest vineyards in California to produce top-rated Sauvignon Blanc, Chardonnay, Cabernet Sauvignon, Pinot Noir, and more.      Murphy-Goode Wineryの名前は知らなくとも「A Really Goode Job」というキャンペーンで注目を集めたワイナリーと聞くと、マーケティング関係にお詳しい方なら、ピンと来るかも知れません。 【参考サイト】 $10,000 to Twitter about wine? It’s a ‘Really Goode Job’ In a sign of the cyber-crazed times, the Sonoma County winery is on a nationwide hunt for someone to fill its “Really Goode Job.” The successful applicant will earn $10,000 a month to tweet and use other social media skills to generate buzz about its reds and whites.   2009年に行われたこの「A Really Goode Job」キャンペーンは、Murphy-Goode Winery社が行ったSNSを通じて宣伝された採用活動で、同社で1年間働くことができる従業員を1人募集するというもの。応募者はSNSを通じて志望動機等を伝えるビデオを提出して選考される、まさにSNS時代の幕開けを告げる試みでした。 選ばれた応募者はワイナリーで働き、ワイン製造からブランド