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シルエットが美しい、三十八式歩兵銃。

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1980年代末、「三十八式歩兵銃(無可動実銃)」の通販広告が新聞によく出ていたのを今でも印象深く記憶しています。 業者が戦時中の実銃を海外で仕入れ、銃身やボルトを溶接で密閉し完全に動かない状態にしてから輸入した「飾り物」。無可動品とは言え10万円程で”あの美しい三十八式の実銃”が手に入るのは魅力的でした。   結局、購入に至ら無かったのは(銃規制の強い日本では銃身が完全に埋められいる事は許容できても)ボルトが完全無可動なのは味気なく感じた為でした。他にも、戦後の払い下げ品ゆえに三十八式歩兵銃の特徴である「菊の御紋」が削られているもの(※)が多い(=届く品の状態は選べない)のは、10万円の買い物として納得し難いと感じた為です。 ※菊の御紋は終戦の武装解除時に連合国側に引き渡す際「陛下の紋章をつけたまま渡すわけにはいかない」と旧軍が組織的に削り落としたものです。   海外に出回っていた三十八式歩兵銃には菊の御紋が残ったままの銃もありましたが、逆にいうとこれらは戦闘中に敵兵に鹵獲された銃であることを意味し、即ちその銃の持ち主は敵の手によって倒された可能性が高い訳で・・・そんな経緯のある品を飾りに使うのはナンだか穏やかではありませんよね。やはり実銃は少なからず心理的な抵抗があります。 とは言え三十八式歩兵銃への片想いは消えず。以来、いつかは欲しいと思ってモデルガン(1960〜70年代の中田商店製や90年代のタナカ製)やエアガン( KTW製 や S&T製 )そしてガスガン( タナカ製 )と、色々悩んでいるうちに月日が流れます。   そんな折、冒頭の写真のように今頃になって 中華製の安っすいキットモデル を見つけ購入。1/6スケールとの説明でしが、届いた銃はどう測っても1/7スケールの大きさだったり、なんだか怪しさ満載。 それでも三十八式が持つ細長い面持ちは再現されており、シルエットは良い感じです。   同じモデルを3丁も購入したのは、この立て方をやりたかったから。二・二六事件の際、議事堂前など各所に立てかけられた三十八式歩兵銃が印象的でしたが、これを再現したかった訳です(笑)。 三十八式歩兵銃はこのシルエットの美しさが堪りません。   尚、上記写真の撮影場所は、近所にある 月寒慰霊塔 。ここには日露戦争から大東亜戦争までの戦没者遺骨が収められていま