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銀塩写真のデジタル化は、ライフワークの1つです

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2年前、祖母が当年106歳で他界しました。実に大正3年生まれ。時代で言うと 「鬼滅の刃」で主人公・竈門炭治郎が刀を振っていた時代(!) ですから、隔世の感があります。    その祖母が残した古いアルバムを Canonの複合機TS5130S で1枚ずつスキャンしてデジタル化する作業を以前よりチマチマと行っています。 このカビ臭い古いアルバムは、さらに古いアルバムから剥がして再貼り付けされたようで、写真を台紙から剥がすのも慎重さを要します。また、再貼り付けされた関係からか、時代や時系列が合致せず、空きスペースに写真を貼り付けられた状態だったりします。・・・もう今となっては亡くなった祖母本人に聞かないと、いつの何の写真なのか判別が難しい状態ですね。   スキャンした写真をMacで拡大し、看板を読むことで場所を推定し、さらに印画紙の裏にあるプリント時の刻印などで時代を推定する作業を1枚ずつ行っています。 例えば上記の印画紙には「KONICOLOR PRINT ’61 JAN. KONISHIROKU PHOTO IND.CO.,LTD.OSAKA」の文字が刻印されており、「’61 JAN」=1961年1月のプリントと判ります。他にも「KONISHIROKU PHOTO IND.CO.,LTD」は、現在のコニカミノルタ株式会社の前身、コニカ株式会社の更にその前身の「小西六写真工業株式会社」である事が読み取れます。 とまれ、日付はあくまで「現像した日」なので、風景に写るものから他に時代や場所が特定できるものが無いか調べるのは中々大変です。   また、被写体の服装や持ち物から「これは同じ日に撮られたものだろう」と推察を進め、写真を並べてGoogle Mapで追っていくと、「この日は、こっちの公園に散歩にいき、次にこっちの公園に行って撮影したのだろうか」と推察できたりして、なかなか興味深いもの。   とはいえ、こうした推定ができるのも戦後の写真、それも1950年代の写真がせいぜい。1940年代前半と思われる写真はさすがに街並みがあまりにも違っており、推定作業も困難です。 他にも自分が撮影した膨大な銀塩写真も控えており、まさにデジタル化作業はライフワークとなりそうな程、まだまだ続きます。〔了〕 PelicanLover

結局、EarPodsが遠隔オンライン会議に最適だったりする

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最近になって遠隔オンライン会議をする際に「お前のマイク、音質が悪い。周囲の音を拾い過ぎる。うるさい」と苦情を受ける事が急増しました。 そこでヘッドセットを買い直したり、超指向性マイクを購入してみたり、色々と試みたのですが一向に改善されず。どうしたものか・・・と困り果てていたら、ナンと原因はPC本体側に内蔵されたマイクも"ON"になっていた為でした(!)。いつの間に設定が変わっていたのやら。   とまれ、原因に気付かずに色々と買い揃えたマイクやヘッドセットたち(苦笑)。それらを試す中で、ベストと言えるヘッドセット(ヘッドフォン+マイク)が見つかりました。結論から言うと、(きっとアナタの家にも1つは転がっているであろう)AppleのiPhone等に付属していた4極プラグ時代の純正イヤホン「 EarPods 」だったりした訳です。   純正イヤホン「 EarPods 」の利点は、偏に「使い勝手」と「音質」が最もバランスされている点にあると考えます。これも散々言われている点ですから、目新しい話では無いですけれども、色々と試した結果、やっぱり皆さんが言うようにEarPods最高!を再確認した次第でした。 EarPods の何が良いって、まず、カナル型イヤホンの場合、耳栓をしたような状態となる関係から、自分の喋る声が頭の中で篭って響くのが喋りにくかったりしますが、オープン型な「 EarPods 」では装着時の圧が抜けるので篭りません。 また、カナル型イヤホンは周囲の音を遮断してくれるのは良いのですが、ついつい声が必要以上に大きくなりがちです。自宅でのテレワークなら良いでしょうが、周囲に人がいる職場での遠隔オンライン会議の場合には迷惑だったりしますよね。その点、これもオープン型な「EarPods」では良い意味で周囲の環境音が耳に届くので、無闇矢鱈に声が大きくなる事も避けられそうです。 私の場合、冒頭の写真にあるように、外部オーディオインターフェースとして、 ZOOM社のハンディレコーダー「ZOOM H1」 をUSB接続し、そこに EarPods を繋ぐ運用にしています。 ZOOM H1 にはオーディオインターフェースとして駆動できるモードがあり、USB接続するだけで簡単に切り替え可能です。オーディオインターフェースのモードでは電池も不要で、USBバスパワー

2022年1月、おっさんのEDC。

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新型コロナウィルスの日本上陸から早2年。昨今では1日あたりの感染者数も遂に3万人台を軽く超え、過去最大となっていますが、この2年で私たちの生活も大きく変わりました。 行動様式が変化すると共に変わって行くのが日々の持ち物。という訳で今回は「What’s in your pocket?」改め、「 EDC(EveryDay Carry) 」の2021年版をご紹介。アラフィフおじさんの愛用品を紹介する誰得コンテンツですが、お付き合い戴ければ幸いです。   (1) iPhone 北米の現地Apple Storeで売られていた海外版(北米仕様)「iPhone 8 Plus」にペリカン製防水ケース「 PELICAN Marine Waterproof Case 」を装着。いい加減、古くなってきてバッテリーも容量も不足していますが、基本スペック的には概ね満足していることや外出機会がめっきり減ったので、まだ暫くは愛用することになりそうです。 装着しているペリカン製ケースは「使いにくい」の極み。頑丈だけが取り柄です。   (2) イヤホン KZ Acoustics製「 ZAX 」 のBA型イヤホンに、JIALAI 製の布巻き「 JLH2 」にリケーブル、UGREEN製DAC「 Lightning 3.5mm 変換アダプター 」(48kHz/24bit)を装着。Apple Musicロスレス&ハイレゾ化に伴い、無線イヤホンから音質重視で有線イヤホンに戻りました。   (3) イヤホンケース 中華 KB EAR製のイヤホンケース 。ハイエンドレザー使用との事ですが、本革では無く合皮(嘘は言ってない)。肌触りと趣きの良いケースで重宝します。   (4) ウォレット(財布) 「 PELICAN Sports Wallet 」に、フックとレシートを挟むゴムバンドを装着しています。 詳しくはコチラの記事 を参照ください。 (5) Apple Watch シリーズ6のアルミゴールド40mmに、Apple純正ミラネーゼループです。ミラネーゼループはパチ物が沢山出ていますが、純正の使用感と質感の良さはケタ違い。デカい時計のブームは終わったと認識しているので、扱いやすい40mmサイズにしています。   (6) カッターナイフ 銃刀法第22条に適合したカッターナイフ。メーカー等不明の無刻印な品です

タミヤ・ディスプレイケース Fの透明度が美しい

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「ミニカー」と呼ぶには大きい、いわゆる「モデルカー」と呼ばれる1/18サイズ(全長、約27cm程)のムラーノ。約8年前に購入以来「そのうちクリアケースを買って飾ろう」と思いつつ、ずっと押し入れに仕舞われていたもの。この度、ようやくクリアケースを購入し、日の目をみました。   購入したクリアケースは タミヤ製のディスプレイケースF(73007) というもので、内寸は幅350mm×奥行き158mm×高さ131mmあり、1/18サイズのモデルカーを収納するのに最適なサイズです。 タミヤのディスプレイケースは 各種サイズが豊富に揃っています が、私の購入したディスプレイケースFも定価3,960円( Amazon.co.jpで2,973円 )と、他のアクリルケースに比べると、やや割高感があります。 しかしながら、さすが品質のタミヤ。アクリル面は一点の曇りも歪みも無く非常にクリア。過去に半額程度で買えるクリアケースを幾つか試してきましたが、クオリティの差は歴然。車体の細かいエッジや陰影も美しく鑑賞・堪能できます。   さて、中に収めたモデルカーは日産ムラーノ(の中国仕様)。私の愛車と同じ、Z51型で最上位グレードの3500cc&フルオプションな350XV。女優・新垣結衣さんの愛車と同じ(!)だったりします。 このモデルカー、 中国のパウディ(GUANGZHOU PAUDI MODEL TECHNOLOGY)社 製で、日産から正式ライセンス契約を受けて3D CADデータを元に再現されただけあって、極めて精巧に作られています。 やや不恰好ですが、底面に台座を付けているのは、このモデルカーがダイキャスト製なため、重量が2kgもあり、そのまま置いておくと自重でシャコタン状態になってしまう為です(苦笑)。 私が購入した8年前では希望小売価格$159でしたが、最近では$199になっています(このムラーノは既に絶版)。日本国内で購入すると中国からの直輸入で20,000円前後( Amazon.co.jpでも売られている安価なものはPaudi社の中国直輸入 )。ショップ経由で大体25,000〜33,000円程でしょうか。 アンテナやワイパー、ミラーといった細かい部品が壊れたりして届くリスクを回避したいなら、国内のショップ経由が良いと考えます(私も国内のショッ

935円の中華DAC。案の定、お金と時間の無駄だった件

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私は頻繁に中国大手のECサイト「AliExpress」で買い物をするのですが、嫌な思いをすることも少なからずあり、色々な意味で勉強になります。 先日、 AliExpressにてドングル型USB-CのDACを購入 しました。DACとは「デジタル-アナログ変換回路(Digital Analog Converter)」の事で、パソコンやスマホ等に装着することで、高音質に音を出力できるものです。   上記画像のDACも趣きとしては中々悪くない商品ですが、 結論から言うと、ノイズが酷く使い物にならず(かといって海外通販の常で返品も容易では無いことから)泣き寝入りとなりました 。 やはり、リスクヘッジの意味でも、返品が簡単かつ負担なく可能なAmazon.co.jpで購入するのが無難ですね。また、その際の顛末から、つくづく”大陸の方々”とやりとりするのはパワーがいることだなと改めて感じた次第です。彼らの方が何枚も上手(うわて)でした。   私が購入したのは「 CX-PRO Audio A05 CX31993 」という名で売られていたドングル型USB-C DAC。似た名前、似た仕様のはたくさんあり、この「CX-PRO Audio」というハイレゾマークを流用したようなロゴも、何かのブランド名というよりは、そこらへんの中華メーカーがテキトーに付けているようで実体ナシ。「CX31993」というのも製品名ではなく、Conexant製のヘッドフォンアンプCX31993(384kHz/32bit)が搭載されている事を意味しているに過ぎません。 因みに、Conexant(コネクサント)社は1980年代に誕生した米国の半導体メーカー。2017年に米国Synaptics(シナプティクス)社という主にパソコンディスプレイ等のハードウェアをOEMしている会社に買収されたので、5年程前から存在していません。 そんなConexant社のチップCX31003が今でも使われているのは、当時の余剰在庫なのか、廃品基盤から回収したリサイクル品なのか、それとも模倣した偽造チップなのか。いずれにせよ詳細は分かりません。   怪しさプンプンな中華製のドングル型USB-C DACですが(それが私にとっては魅力でもあるのですが(苦笑))、一時期Apple Musicがロスレス/ハイレゾ対応した際は2,00

EOS kiss M、動画撮影で注意すべき3つの設定

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前回の記事 でご紹介したように、今更4年ちかく前のキヤノン EOS Kiss M を購入したのは、娘の「お遊戯会」と「ピアノ発表会」の為でした。その際の経験を踏まえ、備忘録として動画撮影で注意すべき3つの設定項目について記載します。   1.動画サーボAFはOFFにせよ 動画サーボAFがデフォルトではONになっている事を見落としており、後で撮影動画を確認した際にAFが迷っているシーンが何箇所かありました。 根本的にサーボAFを無効化するには、動画モード時のメニュー内〔SHOOT4〕→〔動画サーボAF〕→〔しない〕に設定しておく必要があります。 撮影時に画面上にサーボAFである旨が表示されるため、その都度、アイコンをタッチしてサーボAFをOFFにしていたのですが、それはあくまで「一時的にOFF」にするだけで、次の撮影時には自動的にONに切り替わる事に気づきませんでした。そのため、ステージ上を誰かが横切る度にAFが駆動する厄介な事態となりました。   2.自動水平機能はOFFにせよ これはデフォルトではOFFになっているようですが、どこかでONにしてしまっていたようです。動画モード時のメニュー内〔SHOOT5〕→〔自動水平機能〕→〔しない〕に設定しておく必要があります。 動画撮影時に自動的に水平を保ってくれる(傾いている状態だと少しだけクロップして画角を狭める)機能ですが、これはあくまで三脚を立てた撮影位置の水平を保つだけであり、当然ながら写すべき被写体を水平に保つ訳ではありません。 お遊戯会やピアノ発表会などのように、被写体まで距離があると僅かにカメラ設置位置がステージど真ん中から外れた(ステージのセンターから少しズレた)ダケで、被写体に対して斜めに撮っている事になりますからね。 むしろ、この機能はOFFにして、あとで動画編集アプリ側で水平を保つ方が余程正確です。   3.「高輝度側・階調優先」機能をONにせよ キヤノン「高輝度側・階調優先」機能(=ハイライト部分の白トビを緩和できる機能)と、「オートライティングオプティマイザ」機能(=明るさ・コントラスト自動補正機能)は、共に似た機能のため、互いに排他的にしか設定できません。 設定は、動画モード時のメニュー内〔SHOOT2〕→〔高輝度側・階調優先〕→〔する(D+)〕から行いま