かんすぴ盆栽日記 〜 組み立て編(V1.0)

FOSTEX - DIY Speaker kets.

新型コロナ感染拡大の影響が深刻な都市のひとつ札幌市に住む私。ステイホームが続く中、2012年に購入以来、8年半も放置してたかんすぴ」に着手する事にしました。

 

「かんすぴ」とは老舗オーディオメーカーのフォスター電機(本社・東京)が2012年に発売したDIYスピーカーキットの愛称で「簡単スピーカー」の略語。スピーカー自作という領域は、巨匠・長岡鉄男(1926-2000年)の設計したスーパースワンを皮切りにマニアックな世界の趣味でしたが、それを一般人にも楽しめるように簡単&低価格にしたのが「かんすぴ」。


実際、私が2012年秋に購入した上記セットは、8cmフルレンジのスピーカーユニット「P800K」が1台・税別1,300円(2012年当時の価格)、エンクロージャ(と呼ばれるスピーカーボックス)が1台「P800-E」が税別1,400円(同)と、左右合計でも合計5,400円という激安ぶり。

 

とりあえず組み立てて鳴らしてみると、うん、まぁ、フツーにHi-Fi(High Fidelity:高忠実度、高再現性)っぽい音がしますね。悪くない、というか両側合わせて1,300円のスピーカーでこんなに鳴るんだな、と軽く感動レベル。

とりわけ低音は思ったより鳴ります。中音もそれなりに。高音は、うーんあまり出て無い印象。総じて「それっぽい音」ではあって元気に鳴ってくれるのですが、音の分離があまり良くありません。

単音のピアノなりバイオリンなり、そうした音だと「これだけ鳴ってくれれば十分やん」と感じるものの、音色が重層的に重なりあう曲、、、別にオーケストラとまで言わなくても、フツーのPOPSとかでもそうなのですが、なんか音が一塊になって、ぼーんと此方に投げられるような乱暴な印象があります。

私は音の解像感が高いのが好きなので(それを全音域を1つのユニットに担わせるフルレンジなスピーカーに期待して良いのかは別として)ちょっと好みからは外れる音色でした。ただ、値段を考えれば必要十分以上に満足の行く音なのは確かですけれどもね。発売当時、ネット上で話題になったのも納得です。

 

かんすぴ」が話題になった割には、いま振り返ってみても、それ程のブームにならなかった理由は2つあると考えます。

一つは、当時はヘッドフォンブームで同じオーディオ趣味でも、ポータブル性に人気と関心が集まっていた事。

そして二つ目の理由は、それ程に自由度が無かった事と考えます。とくに自由度という点において、フォスター電機側は当時「みんながカスタムした”かんすぴ”をSNSにアップしよう!」と呼びかけて盛り上がりを演出しようとしましたが、そもそもユニット交換すると一気にお金かかったり、マニアックな世界になるし、なによりエンクロージャを塗装とかして飾り付けしようにも、元の色が濃い木目で上塗りするには向いていません。もっと薄い色合いの木目だったら違っていたような気がします。

 

・・・しばらく聴いてみると、どうにも設置面(床やテーブル)と振動している感が否めませんので、インシュレータ(スピーカーと設置面の間に咬まして振動の伝わりを抑えるもの)の装着が必要そうです。

次回はインシュレータを装着して音の具合を探ってみようと考えます。(つづく



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