Why do you eventually have to buy Holy-Trinity-lenses?


なぜ結局のところ大三元レンズを買わねばならないのか。

レンズ交換式カメラをお使いであれば、高価であっても遠回りせずに高性能なレンズを買うべきです(と、自戒の念を込めて)。何故なら、安上がりに済まそうと色々試みても結局のところ、高性能レンズに行き着いてしまう。そこに至る迄に費やした時間やお金といったコストを後で悔やむ事になりかねません。そして実際、私自身がそうです(現在進行形ing)。
 
ここで取り上げるのは「ホーリートリニティ・レンズ(Holy Trinity lenses)」と呼ばれるもの。こうやってカタカナで言うと聞き慣れないカモですが、カメラ好きの人たちがよく言う「大三元レンズ」という表現なら耳にしたことあるのでは。
 
大三元とは麻雀における上がり役の1つで、いわゆる「役満」と呼ばれる難易度が高いがリターンも大きい役の事。白・發・中の3種を揃える事から大三元と名付けられた役に因んで、揃えるべき3つのマスト・バイなレンズを指して「大三元レンズ」と呼ばれます。
 

その3つとは、プロが使用するハイスペックなレンズで、(1)広角域の14〜24mm/(2)標準域の24〜70mm/(3)望遠域の70〜200mmで、それぞれ「通しでf2.8」というレンズの明るさ性能が要求されます。

これを英語圏では「Holy Trinity Lens」と呼ぶそう。「三位一体」を意味する「Holy Trinity」、神道・仏教が文化的バックボーンな多くの日本人には馴染みの無い言葉ですが、三位一体とは「父なる神」「神の子(イエス)」「聖霊(洗礼を受けた人に宿る魂)」を指すそうです。ともあれ、日本語でも英語で似たような表現がされるものなのだな、と感じる訳で。
 

そしてこのホーリートリニティなレンズですが、私は一応、3本のうち2つを持っています。・・・一応、とエクスキューズを付けたのは、本質的な意味ではカメラ本体メーカー純正の、つまりキヤノンのカメラを使う私であればホーリートリニティなレンズも「3本とも全てキヤノン純正で揃えよ」というのが本筋な訳です。
 
それが神のお告げであっても、さすがに散財が過ぎるので、私は「逃げ」で1本は互換レンズメーカーであるSIGMA社製を使ってますし、何より私はフルサイズ ボディ(EOS 5D等)では無く、APS-Cボディ(因みにCanon EOS 7D Mark2を愛用)を用いている点で既に真に神の国には行けない身なのかも知れません。

もっとも、神であれ仏であれ「小銭など不浄なものを持っているからオマエはダメなのだ。そんなものはサッサとカメラ本体なりレンズなりに替えて(買って)功徳を積みなさい」という事であれば、私はその思いに心より賛同致しますので、どうか何卒、我が愚妻や小学校高学年になり最近めっぽう口が喧しくなった愚女らにその旨をお伝え頂きたく存じます。

・・・と、前置きはさておき、所有する2本というのが

Canon EF 24-70mm f2.8 II
SIGMA 70-200mm f2.8 EX DG OS HSM

の2本。(散々前置き長々と書いておいて今更言うのもアレですが)結論から言うと、いずれも大袈裟でなく人生を変えるレンズだ、と断言できます。なにせ写りが違う。違いすぎる。

「レンズの良さ」は主観的で様々な評価軸はあるでしょうが、まずはキレの良さ・シャープさを求めるなら期待通りの素晴らしさです。また後述するように様々な撮影シーンで活用できる点でも便利。これまで他のレンズを試したり遠回りしてロスしたお金と時間、とくに時間が口惜しい程です。
 

APS-C機な私の環境では焦点距離が約1.6倍換算になってしまうのですが、逆に私はその1.6倍の距離を稼ぎたいが為にASP-Cを使っている事情もあって、尚更に便利な次第です。

本来(フルサイズ 機)なら「標準域」とされる24-70mmは、APS-C機では約38〜112mm相当な「標準〜中望遠域」になり、更には本来「望遠域」 な70-200mmは、112〜320mm相当という「望遠〜超望遠域」になります。

(70mm≒112mm , f2.8 , 1/2500 , ISO200)

 
ウチはまだ娘も小さいので(長女:小学校高学年、次女:幼稚園)、運動会、お遊戯会、学習発表会、ピアノ発表会など「遠くから撮る」機会が多い事や、ステージのような暗くて「シャッター速度が稼ぎにくい」場面が多いこと、更に他の児童と一緒に混じっての撮影となる事から「フォーカスしたい我が娘だけにピントが合って周囲をボカせる」f値など、様々な面でAPS-C機とホーリートリニティとの組み合わせが活きる訳です。

三位一体、あと1つは広角域14〜24mmな訳ですが、広角域を愉しむにはフルサイズ 機が欲しくなり、いまフルサイズ機を買うならミラーレス機も良いし、と悩みとお金も尽きない。
 
・・・成る程この「カメラ沼」というのは深い訳ですな。〔了〕

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