400mmで"射抜く"世界
以前の記事でもご紹介しましたが 、私の住む札幌の近くの恵庭市で野生のオジロワシに遭遇できます。 ここ数年、越冬の度に飛来しているようですが、以前に遭遇した時は、少しでも近づくとヒラリと空高く優雅に飛んでいってしまい、なかなか写真に納める事が出来ませんでしたが、ようやく満足のいく倍率での撮影に成功しました。 ・・・きっとオジロワシとしても私がカメラを抱えて迫ってくるのを見て「アイツしつこいなぁ」とウンザリだったのかも知れません。 今回用いたのは我が家で最も高倍率なズームレンズ「 SIGMA 120-400mm f4.5-5.6 DG OS HSM 」。2008年にリリースされた古いレンズですが、ピントピークのシャープさと強力な手ブレ補正、高速な超音波モーターという利点を活かして野生動物の撮影には重宝します。 ボディはAPS-C機の Canon 7D Mark II 。素早く正確なAFと毎秒10コマの高速連写が特徴の頼もしい愛機。冒頭のオジロワシや、上記のキタキツネもこの組み合わせで撮りました。 APS-Cなので換算190〜640mmという望遠域になり、昨年末に投入したミラーレス機のEOS Rに装着した SIGMA 70-200mm f2.8 EX DG HSM と併せて運用することで、ちょうど70〜640mmを隙間なくカバーできます。 一般的な200mmを超えた先に見えてくる、400mm望遠の世界。まさに被写体を「射抜く」ような撮影が出来るのが面白いですね。〔了〕 関連記事:オジロワシとレンズの純正/非純正 翼を広げた姿は約2mにも達し、鋭い眼光と抉るようなクチバシ、そして白い尾を持つ「オジロワシ」。絶滅危惧種として1970年に天然記念物に指定されています。 PelicanLovers.com 米国PELICAN社のペリカンケースなどハードケース愛好家のためのサイト。ペリカンケースを始めとしたハードケース類や、カメラ関係など趣味系全般サイトです。